メキシコ好奇心

 アステカ、マヤなどの古代遺跡から、ビーチやダイビングスポットまで、何でもあるメキシコ。 そんなメキシコの魅力を新鮮な現地情報とともに、たっぷりとご紹介します。

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  今回はアメリカからの出国のお話です。

  それではどうぞ。

  僕は搭乗手続きを受けていた。そして、荷物を計量器に置いた途端、問題が発生した。スーツケースの荷物が重量オーバーだと言われる。ま、これは予想されていた事。

  予めリュックの方に荷物を移動しておく手もあるが、それでもきっと重量オーバーだろう。それだとマズイのだ。カウンターの前で荷物をスーツケースからリュックに移動するところを見せれば、3,4kgオーバーならOKしてもらえる可能性が高い事を知っていた。

  係員は「で、どうする?」と聞きながら、もう一つのリュックはターンテーブルに流そうとする。
  「待ってくれよ。荷物を移しかえるから」メキシコの空港と同じ事が繰り返される。
  しかし、アメリカの方がなんとなく対応が冷たい。ドライと言うのかな。

  何kgか移し変え終わって、予想通りOKになった。その代わり、スーツケースにはheavyのタグを付けられたが・・・。

  X線で荷物をチェックするところで荷物を預けて、いざ出国ゲートへ。

  ところが入ろうという直前に、係官に呼び止められた。そして、僕のスーツケースを指差さしながら、「これ、君のだよね」と。「そうだ」と言うと、「鍵貸して」と言う。

 「どうして?」
 「荷物チェックするのよ」
 「何が問題だったの?」
 「荷物チェックよ!」

  理由も言われず、高圧的な態度に閉口しながらも鍵を渡した。

 「そこで立って見ていろ」と言う。そして、男の上司らしい係官がやってきた。10mくらい離れた所でスーツケースが開けられていくのをじっと眺める。

  係官は中の本を盛んにめくっている。僕には何を怪しんだのかよくわからない。本の中に何か隠し入れるテロ方法があるのかな?
 
  5分くらい経って、やっと終わった。係官は僕に鍵を返した。僕はスーツケースに鍵がかかっているかどうか心配だったので、見に行こうとすると「そこから中に入っては駄目だ!!」と2,3人の係官から怒鳴られる。なんだ、こいつらの態度は。チョー感じ悪い。

  僕がロックしたかどうか確認したいというと、係官が3mくらいまでスーツケースを持ってきた。確かにロックしてある。それにしても、絶対にスーツケースに近寄らせないつもりだ。やれやれ。

  それから手荷物とボディのチェック。ここではパソコンをケースから取り出し、ポケットの鍵なども全部出す。そればかりか、靴まで脱がなければいけない・・・。
 
  イラつくのは、荷物だけX線検査機に先に流して、人間の方のチェックが待たされること。これって貴重品もチェックで流しているわけだから、こっちとしては気が気でない。付近にいる人が盗って行ったってわかりゃしない。実際、僕の知人はこういう場面で財布を盗まれた事があるのだ。

  とにかく、このようにアメリカの出国チェックは、他の国と比べものにならないくらい面倒だ。そして、前回はここまでだったが、今回は新たにもう一つチェックが加わっていた。

  搭乗する時に指紋押捺と写真撮影が行われたのだ。専用のハンディ機械を持った係員に左手、右手の人差し指の指紋を取られ、写真を撮られてから、ようやく飛行機に搭乗できる。これは全員ではなく、日本人だけのようだった。

  しかし、これはある意味、僕に安心感を与えた。アメリカは出国時には、パスポートにスタンプをくれない。しかし、入国の時につけられたグリーンの紙を搭乗する時に渡しておかなければいけない。

  これを忘れると、出国したにもかかわらず、コンピューター上はアメリカに滞在しているような形になって、3ヶ月を過ぎると不法滞在扱いにもなりかねないからだ。もう2度とアメリカの土を踏まないという人ならそれでも問題はないだろうが、そうでない人は次回の入国の時に不具合が生じる危険性があるのだ。

  今回のように指紋等までチェックしてもらえれば、そういった不安が取り除かれるというわけである。
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 今回は実際に体験した僕の入国物語です。
 入国都市や係官によって多少厳しさが違ったりしますが、一つの例として参考にしてくださいね。


  さて、僕も入国審査を受ける。案の定、長い列に待たされた。30分くらいは待たされただろうか。しかし、まだ良い方なのかもしれない。

  重い手荷物を持って僕は待っていた。その荷物を持っていた手に、突然何やらぬるっとしたものを感じた。エッ、何?? そちらを見る。犬がいた。その隣には黒い制服を着た女の係官が・・・。

  犬は僕の荷物をしきりに嗅いでいる。ちょっとビックリしたけど、それほど動揺はしなかった。けっこう場数を踏んできたので慣れてきたかな?こんなん慣れたかないけど・・・(汗)。

  女性の係員が僕のバックの中をチェックし始めた。その間、列に並んでいる人がみんなこちらを見ている。こいつなんか持ち込んだのかって感じで。僕もこういう風に調べられるのは初めてだ。正直、良い気分ではない。

  麻薬なんて持ち込んでいないけど・・・。どうして??? かわいい顔をした犬だったけど、なんたる厄病神。初めて海外に行った人だったら、けっこうビビるよ。

  チェックが終わって、係員は「Thank you」と言って立ち去った。実はあの犬、麻薬犬ではなく、生もの持込チェック犬だったのだ。

  僕はバッグの中に、クッキーとかチョコレートを入れていたのを思い出した。けれど、それらは加工品だった為か、何もお咎めなしだった。でも、他の人は果物か何か没収されていた。

  最近は麻薬よりも生鮮食品流入に力を入れているのかな?確かに狂牛病で経済的に痛手もくっているし、アジアでは鳥インフルエンザもまだ残っている事だしね。


  さて、入国審査。一列に並んでいたのが、直前で一人一人審査する場所を割り当てられる。僕の指定された所はアジア系の顔をした係官だった。前の人が終わるのをじっと待つ。

  しかし、前のアジア系カナダ人は、何やらえらく色々言われている・・・。カナダ国籍を持っている奴でさえこうなのか・・・。僕は色々質問される事を覚悟した。

  いよいよ僕の番になった。パスポートと入国審査用紙と税関用紙を渡す。それから指示をされる。機械の上に左手の人差し指を置いて指紋を取る。それが終わると今度は反対の右手。それからWEBカメラで顔写真を撮られる。正直、あんまりいい気はしないが、全員やられるので仕方ない。

  それでも堅物のおやじかと思っていた係官は、時折冗談も交えながらすぐにパスポートにスタンプを押して寄越した。良かったぁ。こうして僕は無事、アメリカに入国したのでした。



  アメリカを通過する者は全てアメリカのイミグレを通らなければならない。これが現在のアメリカの方針だ。つまり、トランジット(その国を訪れるのが目的ではなく、他の国へ行く為に飛行機の乗換えをするような場合)であろうと例外はないという事。


  日本を始め大抵の国ではトランジットであれば、入国審査等うける必要はない。そのままウェイティングルームに案内されて、自分の搭乗する飛行機の出発時間までそこで待つだけ。チェックされる事と言えば、ボーディングパスくらいのもの。


  ところがアメリカは、全員入国チェックを受けなければならないように定めている。もう少し何とかならないのだろうか? これってメチャうざいんだよね。


  旅行者にとってはデメリットのオンパレードなのだ。審査する方だって大変だろうにと思うのだが・・・。ざっと旅行者のデメリットを挙げれば以下の通り。

① 先ず入国審査用紙、税関用紙に記入して提出しなければならない。
② 全員チェックするから、入国審査に時間がかかる。
③ 一回一回荷物をピックアップしなくてはいけない。(つまり荷物もダイレクトで目的地にいかない)
④ 空港が広くて、次に乗る便のゲートがわかりずらく、移動にも時間がかかる。
⑤ 一旦入国した事になるから、出国のチェックも受けなければならない。


  メキシコへ行く場合も、ほとんどがアメリカを経由しなければいけないので、アメリカのこの方針は本当に厄介だ。


  こんな煩わしいのはイヤ!という人は、JALやエアカナダなどを利用しよう。これらの航空会社は、カナダ経由なのでアメリカ経由に比べると非常に楽です。




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